Entries from 2017-01-01 to 1 year

Microsoft Translator Text API のcategoryを"generalnn"にすると翻訳精度が飛躍的に向上する

Microsoft Translator Text APIを自作のWebアプリに組み入れて翻訳させても翻訳精度が悪くて使い物にならない、というかiOSアプリや Androidアプリと翻訳結果が違っている、という状況に陥っていました。これについて日本マイクロソフトの中の人に直接問い合…

Microsoft Translator Text APIをPythonから手軽に使えるように実装した

Githubにあげました。 github.com 同様のライブラリはたくさん上がっていますが、Addtranslationメソッドをまともに使えるものが少なかったので自分で実装しました。 (Addtranslationメソッドとは、こういう風に訳してほしいという例文を送信して、次回以降…

医療通訳支援Webアプリ(The record system)にPlotlyから最近出たDashを使ってインタラクティブなグラフを追加した

以下のエントリーの続編です。 healthcareit-interpreter.hatenablog.com herokuにデプロイしたページは以下になります。 https://englishtranslationrecord.herokuapp.com/ コードはGitHubにあげてあります。 ①Dashのページのコード github.com ②医療通訳支…

matplotlibで複数のグラフを作ったが、上司に報告するときExcelに貼り付けるってどうよ

患者統計(医事統計)の数字がおかしいので調べてくれ という上司の命令に従い、渋々これまでの月別帳票(月別に別個のフォルダに格納されている)をPython標準ライブラリのglobとosを使って爆速で一括取得し、openpyxl で特定のセルだけ横串にしてmatplotlib…

OpenCVをWindows Server 2012 R2に入れてPythonで使う、だけの話なのに死ぬ思いした話

Windowsの場合、 結論から言うと、必要なものは、 ・Anaconda3(前提) ・opencv3 (Pythonライブラリ) ・OpenCV 3.2.0 (本体) の3つだけです。cv2.pydのコピぺとか環境変数の追加とか一切必要ありません。 1. opencv3のインストール $conda install --c…

ベイジアン・フィルターを使って患者氏名情報だけで日本人か外国人かの判別をする

外国人患者数の集計を行う必要 があるのですが、電子カルテの患者プロファイルに国籍情報を入力していないため、手がかりになる情報が患者氏名だけ、という状況です。DWHから患者マスタを抽出し、Excelで氏名ソートをかけ、アルファベットとカタカナで表記さ…

Microsoft Translator APIを組み入れた翻訳Webアプリケーションを作成しました。

GitHubに公開しました。 github.com 以下GitHubからの転記です。 手順1:Microsoft Azureでサブスクリプションを購入(無料) Microsoftアカウントを取得後、Azureのページに行けば何やかんや言われた通りにする。 手順2:サブスクリプションの中にTransla…

Symfoware ODBC接続からChartJSで電子カルテデータをWebにリアルタイム表示するまで 〜院内データ見える化システムの開発〜

基本コンセプト Fujitsu Symfoware ODBCドライバをPythonで動かしてDWHの情報を取得 取得したデータをpandasで加工 flask, jinja2でWebページを作成(ChartJSでグラフ描写、Ajaxを使ったリアルタイム更新) WebサーバとしてIISを使用してWebページ表示 以上…

医療通訳支援Webアプリ(The record system)をHerokuにデプロイしました

はい徹夜してしまいました。こちらです↓ https://englishtranslationrecord.herokuapp.com 触ってみてください。パスワードとか特に設定しておりません。 GitHubにはコードを上げております。 github.com いや〜、長い道のりでした。昨夜の10時から今朝6…

医療通訳支援Webアプリ第2弾 医療通訳対応記録システム

The record system for medical interpretation in a hospital(English only) 医療通訳担当者(英語)のための通訳後記(反省録)保管システム 医療機関のスタッフが医療通訳の現場経験を記録しておき、後学に生かすためのシステムです。 機能1: 対応記録…

医療通訳支援Webアプリ第1弾 視力換算システム

以前投稿で視力の伝え方について書きました。 healthcareit-interpreter.hatenablog.com iOSのアプリでも作ってみるかと構想しておりましたが、友人(こちらのブログの著者 stagira.hatenablog.com )からWebアプリにした方が楽だという助言をいただきました…

病院の医療情報部門の端末払出しアルゴリズム

「スマホ5台新規で払出してください。」 「電子カルテ端末が足りないのよ。あと3台出して。」 こんな要望を受けて、さて在庫数は○○台だから、いくつ払出せるな・・・とその度に頭を悩ませることが多いのが病院の医療情報部門のあるあるではないでしょうか…

外国人観光客が病院に受診した際、病院の医事課が旅行保険会社に確認すべき事項

通訳に呼ばれた外国人患者が観光のため来日した旅行者だった場合、医療通訳担当者にお会計のことで医事課から色々と注文がついて面倒なことになります。 (うちの病院はスキー場に近いことから、スキー観光客が多いようです。) 外国人観光客が旅行保険に加…

ランダムパスワードの生成

電子カルテの利用者IDの初期パスワードとして、大文字アルファベットと数字で構成された6桁のランダムパスワードを設定する方針が決定されました。え!今更かよ! さて生成コードをPythonで実装してみます。 import string from random import choice def g…

疾病別患者分布をジオプロットする方法

4月になり新採用職員の皆さんが多数入職されました。そんな彼らを前に電子カルテ研修と題してjupyter notebookのスライド機能(Reveal.js)を使ったプレゼンを行ってきました。それについてはまた別途記事にしたいと思いますが、ここではそのプレゼン資料にさ…

妊婦健診時の通訳

本日は妊婦健診の通訳に呼ばれました。場所は産婦人科外来です。医療情報技師で病院の医療情報部門で働く私(男性)にとって、産婦人科外来で電子カルテ端末のトラブルがあったときでも入るのに躊躇する部署ですが、女性の通訳担当がいない当院ではいたしか…

視力の伝えかた

眼科に呼ばれると英語で視力を伝える場面に遭遇します。例えば視力1.5とか視力0.3とか小数点表記は日本独自の表記法で、そのまま英訳することはできません。分数表記に換算してあげる必要があります。例えば視力1.5の場合は6/4(six four vision)となります。…

愛用の12インチMacbookにTensorFlowをインストール

今回が2回目の投稿ですがいきなりプログラミングのお話です。 Pythonの機械学習ライブラリTensorFlowを愛用のMacBookにインストールしてみました。 手順は以下の通りです。 Installing TensorFlow on Mac OS X | TensorFlow ちなみにTensorFlowは今までWind…

Hi, I'm a medical interpreter. Can I stay here with you?

このフレーズ、毎回使ってます。これで断られたことは今のところ1件だけです。 目下400床程度の急性期病院で医療通訳(英語)業務を行なっています。(この病院、田舎なのにいろんな理由で外国人患者が多いんです。) 本格的に始めたのが2016年10月頃…